食事のマナー豆知識1

椀の蓋 (ふた)

◇飯椀は、必ず、左側。汁椀は、必ず、右側である。
◇ご飯、汁などの蓋付き料理の蓋は、食べはじめる前に、全部、あける。 食べながら、蓋をひとつひとつあけることはしない。
◇原則として、膳の左側にあるものは、左手で左側に、右にあるものは、右手で右側に置く。 畳をぬらさぬ工夫もされよ。
◇瀬戸茶碗の蓋と汁椀の蓋を重ねて置くことを、けっして、なさるな。 椀の塗りものに傷がつくからである。食べ終われば、最後に全部の蓋をするのであるが、そのときも、蓋は正しく蓋をし、蓋を裏返しにしたまま重ねて置くことはしない。 これもまた、傷が付くからである。 しかしながら、茶懐石では、蓋を裏返しにして置くことをする。
◇茶懐石料理では、飯椀と汁椀の蓋を両手で1度取り上げ、飯椀の蓋を上向きに、汁椀の蓋を下向きに、あるいは、大きいほうを下にして、貝のように合わせ、両手を添えながら、膳の右側に置く。

食事のマナー豆知識2

箸構え

本膳料理では、食べる際、箸構えが先で、椀を取ることは、あとである。
茶懐石では、これが反対であり、椀が先である。

食べる順序

◇ご飯を先にとる。 汁から先にとることはしない。
近年、汁が暖かいうちに、また、箸とのどを湿す意味で、汁を一口吸ってから、ご飯を食べることをするようであるが、 祝儀には、ご飯を先に食べ、不祝儀には、汁から先にする習慣があるから、注意を要する。
◇そんなところから、神式では、ご飯から、仏式では、汁から先にとると言われている。
◇したがって禅宗の影響を受けた茶懐石では、汁、飯、汁の順にいただく。

食事のマナー豆知識3

おかわりの仕方

◇ご飯は、「盛る」といわないで、「つぐ」という。
◇ご飯は通い盆を用いないで受け、汁は通い盆を用いるのが正式である。
◇給仕係は、黒塗りの丸盆で受けられよ。

食事のしめくくり

本膳宴会料理では食事が終わると、煎茶が出されず、湯桶で白湯(さゆ )… 薄い重湯に塩味をきかせたもの … が出るので、ご飯または汁の椀に受けて、 椀を洗い、箸先を湯の中できれいにし、最後に、その汁を呑む。 茶懐石では、 湯桶に湯の子(ご飯のおこげ)が入っているので、湯の子すくいで椀に受ける。



 One spoon 「BUKE」