「みんなのおすそわけ」から始まり、マッチングによって農産物が加工食品にまで展開した、会津平成りんご研究会のりんごの「緋の衣」。
余市からの原木のおすそわけが会津のりんごのプロ技術のおすそわけで結実。それが製菓会社の経験と売り場のおすそわけで加工品として商品化。購入する市民のお金のおすそわけによって、緋の衣は会津の新しい宝物になりました!
 地域間や生産者と業者間のさまざまな交流が、ひとつのプロジェクトで繋がっていった好例です。これからは収穫の安定や新しい加工品の登場など、新たなステップも期待されます。
 このほかにも会津では、「会津地鶏」や「マカ」など、お裾分けプロジェクトが進められています。

りんご「緋の衣」物語

旧会津藩士赤羽源八が、入植地の北海道余市町で苦難の末、国内初の民間栽培・商品化に成功したりんご。江戸末期、孝明天皇が信頼の証しとして会津藩主・松平容保に与えた「緋の御衣」と、戊辰戦争降伏時に敷かれた「緋毛氈」という会津にとって明暗両方をイメージして名付けられたという。現在では幻の品種で、余市町の農家から原木の枝を譲り受け、会津の地で復活に取り組み、結実に成功した。

商品化までの流れ

平成10年12月

北海道余市町が、町制100周年を迎えるにあたり、会津若松市との交流会を打診。余市町は会津藩が入植した際、日本で最初にりんご栽培に成功した地で、現在も藩士の末裔が現存するとのことから、りんご栽培農家との交流の場を設け、技術交換や経営改善を図ってはと、宮森氏より会津平成りんご研究会へ呼びかけ。

平成11年2月

会津平成りんご研究会が、県の「地域づくりサポート事業」を活用し、余市町との交流を開始する。

平成11年7月13日〜16日

北海道余市町訪問。現在もりんご栽培に取り組む会津藩士子孫との交換会を行う。

平成12年2月23日〜25日

再度余市町訪問。23日に原木(苗木)の譲り受け式。

平成12年4月〜

会津で接ぎ木を開始し、順次、各農園に植樹。

平成12年10月23日

会津総合運動公園に「緋の衣」2本記念植樹。記念碑・案内説明板設置。

平成17年9月22日

結実報告会。

平成18年9月〜

ブランド確立に向けて動く。

平成19年4月〜

会津若松市の地域ブランド確立事業を活用し、「緋の衣」加工品開発開始。

平成19年5月1日

キャッチコピー・キャラクターデザインの公募開始。
応募総数:キャッチコピー1,036件
キャラクターデザイン345件

平成19年7月26日

審査委員会各1点選考。

平成19年10月16日

加工品等をお披露目。
 1.「緋の衣」のりんご:会津平成りんご研究会
 2.「緋の衣」の寒天:(株)オノギ食品
 3.「緋の衣」のアップルパイ:(株)太郎庵
 4.「緋の衣」のガレット:(有)がぶりガーデン
 5.「緋の衣」のジュース:会津平成りんご研究会
 一部販売開始。